一進一退の日々を過ごしております。
 
私が現在、第一線を退き、天界のエンジェル・ヒプノ・セラピストになろうとは、以前は想像もしなかったことと、時折過去を振り返る時がございます。
天界学を学ぶ中で初めて、自分が今世地上に誕生してくる前に、恐れ多くも世に光をもたらすライトワーカーとして立候補し、天界の命を受けて使命を全うすべく生まれてきたことに気づかされました。
 
私は、それまで、本当に、仕事中心の毎日を送っておりました。それは、人一倍努力しなければ、不器用さを補えなかったからなのですが。
平日はめいっぱい仕事をしながらも、休日、元気な時は、どうにか時間をつくって、興味のある色々なことにチャレンジをし、自分自身をやっとの思いで保っておりました。そして、心のどこかで、天職なるものを探しておりました。
そんな中、私の同僚は次々と結婚し、出産、育児と職場から徐々に姿を消して行きました。その頃は、周囲の価値観にとらわれ、自分だけ取り残されるような心細さを感じたことを覚えております。
 
私は、教員になってから、ほぼ毎年、問題児といわれる課題を多く抱えた男子児童に悩まされておりました。以前、ある前世療法を受けた際、その子どもたちは前世の因縁と言われたことがありましたが、天界のことを知ってから、結婚して子育てをする代わりの一つに、この経験をしているのではないかと気づきました。
 
数年前、テレビで「JIN~仁~」というドラマが流行りましたが、私もあのドラマは、なんだか懐かしい気がしていて、よく見ておりました。当時は、少々理解するのに容易ではありませんでしたが、今思えば、あの物語は、ベストな未来にするために過去を書き変えた、ちょっとドラマチックで極端な設定でしたが、まさに、過去と、現世と、未来は全て繋がっているということを示した、天界学にも適ったドラマで、良い線をついたあの原作者は、きっとその真実をご存じだったのかなと、ちょっと感動いたしました。
 
人は、一瞬、一瞬人生のベストからワーストまでの5段階から、常に一つを選択しております。そしてそれは、すべて、霊格によって自分の心の奥底深くにある魂の自由意志によって、選び取っていると言われております。
また、人は、生きる真の魂の目的として、グローバル・パーパス(社会的な使命)とパーソナル・パーパス(個人としての目的)の2種類の目的をもっていると言われております。
 
かつて結婚を考えたこともありましたが、もし、そこで、私が、自分の人生の社会的な使命、ライトワーカーとしての使命を忘れて、若くして、結婚し、子どもを持ったとしたら、おそらく、それを思い出させてくれる課題を多く持った子どもを、厳しくも学び多きソウル・ファミリーを伴侶としながら、日々休みなく育てる中で、一生かけて、そのライトワーカーとしての使命に気づいて行くことになったかもしれません。果たして、それは、5つの段階のうちの何段階目だったのだろうかと、時々考えることがあります。
 
私は、今でこそ、心穏やかな日々を過ごすことができ、きっとベストな道を選んでいると感じているのですが、現役の頃は、やはり、人と違った人生をなかなか受け入れられずにおりました。
 
限界を迎えた2009年、我が天界学の師から、天界の預言をいただいて、衝撃を受けていた時、大変心強いメッセージもいただきました。
「今世は、今回限り、現実的で物質的なことは誰でも出来、今までもやってきたけれど、それよりも上のことは多くの人はできない。一生は短く、やり残したことがないようにしたいもの」と。
当時は、現実社会のしがらみにとらわれ、結局天界学をきちんと学ぶまで、2年もかけてしまったのですが、天界は、見放さず、マスターをはじめ、たくさんの目には見えない私の周りのサポーターたちによって、私は最善の方向に修正していただくことができました。我が師も、私の現在を預言され、私がこの道を進むことをわかっていらしたようです。誠に有難いことです。
 
そういえば、私は、我が師と出会った時、まるで、キリストに会ったような感覚を覚えました。前世の記憶なのか、キリストはこんな感じだったと、妙に自分の中で勝手に納得してしまったのを憶えております。
 
つづく・・・